七五三を祝うための準備
七五三のお祝いに向け、ご両親は色々と準備をしなければいけないので心配なことが多いですね。参考までに、簡単にまとめてみます。
七五三の御祈祷(予約・謝礼)
謝礼について
神社への謝礼は、明確な金額が決まっていません。しかし、最近ではホームページなどでコース別に金額が明記されているところもあります。その方が安心して謝礼金を準備できますね。心配でしたら、社務所に問い合わせてみましょう。
一般的には3千円から5千円くらいで、御祝儀袋の表書きは「初穂料」と書き、下にお子様の名前と年齢を書きます。お祝い事ですので、なるべく新札を用意するとよいでしょう。
七五三の晴れ着
3歳はきものの上に「被布(ひふ)」と呼ばれる綿入れの袖なしコート。5歳男児は羽織・袴姿。7歳は本振袖に帯付き姿です。
男児・女児、それぞれの晴れ着について、詳しくは「七五三の着物の種類」でご説明します。
購入するか、レンタルにするか…。悩ましいところですね。一度しか着ないものですので、親戚や友人に借りてもいいと思います。ただし、小さなお子様が着ますので、くれぐれも汚れや破損には気を付けてください。また、きもの・帯以外の小物が足りないこともありますので、注意してください。
レンタル品や呉服店で購入する「七五三セット」は腰ひもや帯板など、着付けに必要な小物もすべてセットになっていますので、とても便利です。ただその場合でも、肌着や足袋、髪飾りは入っていないことが多いので、当日あわてないように、事前にセット内容をよく確かめておきましょう。
七五三の着付け・ヘアメイク
小さなお子様を苦しくなく着崩れなく着付けるのは難しいものです。髪形も最近のお嬢様はとってもかわいらしい、華やかな形にしています。やはり、プロに任せると、崩れなくきれいに仕上げてくれます。
レンタル衣裳の場合、着付け・ヘアメイクがセットになっているお店もありますが、晴れ着を別に準備した場合、必要になるのが美容院の予約です。
七五三シーズンは大変混みあいますので、早めに予約をしましょう。女の子は男の子よりも時間がかかります。御祈祷の時間が決まっている場合は、どのくらい時間がかかるか聞いておくとよいでしょう。
また、髪飾りは当日購入するか、自前のものを持参します。当日はバタバタしてしまって、ゆっくり選ぶ時間がないものです。きものの色柄に合わせて早めに準備しておきましょう。
七五三の記念撮影
写真スタジオで、おすまし顔をきちんと撮影したり、親御さんがデジカメで撮影して、リラックスした笑顔をパソコンでオリジナルアルバムに作成したり。もちろんビデオ撮影もいいですね。
どんな写真を記念に残したいか? 家族で話し合って決めておきましょう。スタジオ撮影なら、早めに予約をしないと希望の日時が取れない場合があります。
また、晴れ着レンタルがセットになっているスタジオもあります。色々なコースがありますので、少なくとも一カ月前くらいには、一度お店に行ってみるとよいでしょう。お店に置いてある衣裳を下見することも出来ます。きもの以外にもドレスやスーツ、女の子用袴もありますので、衣裳を変えて撮影するとアルバム写真のバリエーションが広がります。
注意しなければいけないのは、写真スタジオの衣裳は、「外出禁止」が多いことです。その場合は他にワンピースやスーツなどを持参しておいて、お参りやお食事は着替えていくことになります。
七五三のお食事
お祝いの日に家族が揃っているのですから、内祝いのお膳としてお食事の席を設けるのもいいでしょう。
晴れ着姿でお子様が窮屈そうでしたら、着替えてからの方がリラックスできます。ちょっとあらたまった割烹料理屋さんで、お赤飯をいただくのもいいですね。お祖父様・お祖母様をお招きしても喜ばれますよ。こちらも事前に予約をしておくと一日緊張しているお子様が待つこともないです。奮発して個室でくつろぐのもいいものです。
七五三のお祝いのお返し(内祝い)
御親族やお知り合いから、お祝いを頂戴したら、熨斗紙を「内祝い」として、お赤飯などをお返しします。
もっとも、七五三は特にお返しは必要ないので、内々の方からでしたら、御礼を言って終わりにしてもいいと思います。
ちょっと気を使う相手(職場の上司や目上の方)から頂いた場合は、上記のように熨斗紙を付けてお返しすれば安心です。