コロナ禍での七五三・お宮参りはどうするべき?写真館の選び方も解説
新型コロナ対策の新生活様式
2019年12月に中国の武漢市から発生した新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、2020年1月28日に日本で初めて感染者が確認されたのを皮切りに、マスコミで大々的に報じられたダイヤモンドプリンセス号での船内感染によりマスク・消毒液が店頭から次々に消えるなど状況が悪化しました。
2月には国内で初の死者が確認されて以後、全国すべての小中高学校に臨時休校要請、東京五輪・パラリンピック1年程度の延期、全国に発出された緊急事態宣言、都道府県をまたぐ移動の自粛など新型コロナウイルス拡散防止のための対策が次々に打ちだされたのです。
今ではすっかり生活のなかに定着してしまった新型コロナウイルスですが、厚生労働省ではウイルス拡散防止のための「新しい生活様式」を呼びかけています。
新しい生活様式の具体的な内容
厚生労働省が推奨する新しい生活様式実践例では、以下のような具体的な例があげられています。
1・人との間隔は最低でも1m、できるだけ2m離す
2・家に帰ったらまず手や顔を洗う
3・体温を測り健康状態をチェックする
4・会話する際に十分な距離がとれないときはマスクを着用する
5・流行地域への移動はできるだけ避ける
6・密集・密接・密閉の三密回避(換気の徹底)
新型コロナウイルスは飛沫によって感染するため、換気や手指の消毒徹底、流行地への移動制限、毎日の体調管理が重要なのです。
さらに場面別の具体的な行動としては以下のようなものがあります。
1・買い物は通販を利用するか、すいた時間に一人で行く
2・予約制を利用して施設や飲食店を利用
3・狭い部屋での長居をしない
4・食事中は料理に集中し料理は小皿に入れてもらう
5・発熱や風邪の症状があるときはイベント等に参加しない
ウイルス拡散防止のためにできるだけ周囲に配慮していきたいですね。
写真館での新型コロナウイルス対策
密閉された空間にたくさんの方が集まる写真館は三密になりやすい場所です。
そのため以下のように具体的な感染予防策を立て、感染防止につとめている店舗が多いです。
1・予約制を徹底してほかのお客様同士が接触しないようにする
2・室内のこまめな換気
3・人と人との距離をできるだけ1~2m程度保つ
4・撮影機材や小物、衣装、レンタル品の消毒
5・スタッフがマスクやフェイスシールドを着用
6・体調不良や発熱した顧客のスケジュール変更に柔軟に対応
7・スタジオの受付では飛沫防止用のシートを設ける
8・出入口や施設内での手指消毒の徹底
9・トイレや化粧室、待合室の掃除徹底
10・社員の体調管理
11・万一感染者が発生した際の対応事前作成
写真館ではこのように新型コロナウイルス感染防止のためさまざまなルールを作り、お客様の安全を第一にルールの徹底をはかっています。実際の取組みについては直接店舗へご確認ください。
緊急事態宣言が発出されたときは「できるだけ不要不急の外出を避ける」よう呼びかけられていましたが、今はGo Toキャンペーンも実施されwithコロナが意識されるようになってきました。
コロナウイルス対策のしっかりした写真館を選び、お子さんの思い出に残る素敵な七五三を実現してあげましょう。
新型コロナウイルスのピークと七五三の時期が被る場合の対処法
国内では新型コロナウイルスの第1波が4月中旬頃、そして第2波が8月中旬頃に訪れました。
今は落ち着いている新型コロナウイルスの新規感染ですが…
1・GoToキャンペーンによって各観光地が賑やかになってきた(都道府県を超えて人が移動している)
2・2~3ヶ月程度のスパンで再び新型コロナウイルスが流行する可能性がある
この2点により、第3波の発生が10月中旬から11月中旬前後に起きる可能性があると考えられます。
10月中旬は七五三と関係のない時期のように見えますが、じつは北海道や東北地方では七五三詣が10月中旬頃から始まりますので要注意です。
新型コロナウイルス第3波を避けて七五三のお祝いをするにはどうすればいいのでしょうか?
七五三の写真撮影やお祝いを前倒ししておこなう
もし10月中旬から11月中旬に新型コロナウイルスの第3波が来てしまった場合、過去の経緯からみて収束するまでに約2ヶ月前後かかります。
そうなると12月中旬から翌年1月中旬まで第3波が猛威を振るうことになります。
そのため七五三のお祝いや写真撮影を9月や10月初旬までにおこなうと安心です。
今年は新型コロナウイルスの影響で早めに対応してくれる神社も増えています。
「10月から七五三詣を受け付けてくれる神社はないのでは?」と考えず、早めに七五三のお祝いができるように神社や写真館と相談してみましょう。
第3波と被ったときは徹底的な感染対策を
もし七五三詣や写真撮影時に第3波がやってきた場合、徹底したコロナ対策をとって感染拡大しないように注意しなければなりません。
神社には七五三詣の方がやって来る可能性が高いため感染防止の観点からできるだけ予約をおこない、ほかの方と被らないように配慮した方がよいでしょう。
写真館も同じように完全予約制のサービスを選ぶと安全です。
また写真館や神社が「新型コロナウイルス感染防止のためにどのような対策をとっているのか?」きちんと説明してくれるのであればさらに安心ですね。
お宮参りの時の神社のコロナ対策
お宮参りでは親御さんとお子さんだけではなく、祖父母も一緒に神社(氏神)にお詣りするのが一般的です。
以前は父方のおばあちゃんが赤ちゃんを抱っこしてお詣りする風習がありましたが、今は父方・母方双方の祖父母がお詣りするスタイルが定着しています。
もちろん地域の風習が強く残っているケースもありますので、まずはご家族としっかり話し合いをしましょう。
そのうえでお宮参り時のコロナ対策として…
1・祖父母の住まいが遠方にあるときは無理に呼ばない
2・祖父母の体調が優れないときは参加を控えてもらう
3・できるだけ距離をとって記念撮影やお詣りをする
4・マスクをつけ、消毒液でマメに手指を消毒する
などの対策が必要です。
写真スタジオでのコロナ対策
写真スタジオは三密になりやすい場所なので、しっかりとしたコロナ対策をおこなうスタジオを選びましょう。
ホームページにコロナ対策を掲示している、スタジオ内でも撮影機材やレンタル品の消毒や空気清浄機の設置、換気の徹底、スタッフがマスクやフェイスシールドを着用しているなど、感染対策を実施しているなら安心です。
完全予約制のスタジオならほかの方と鉢合わせることもなく安心して撮影に臨めますね。
もしスタジオでの撮影が心配であれば神社まで出張撮影してもらえるケースもありますので、ぜひ利用しましょう。
ただし屋外撮影の場合は天候に左右されるため、急に寒くなっても対応できるように早い時期に撮影する、体調管理に気を配るなどの配慮が必要です。
七五三・お宮参りの食事会でのコロナ対策
七五三・お宮参りの写真撮影やお詣りの後には、お祝いの食事会をする人も多いようです。
祖父母などが一緒に立ち会うこともあり、いつもよりちょっといいお店に行きたいという意見が見受けられ、お店でも七五三の特別メニューやコースで祝い膳を提供していることもあります。
お店でのコロナ対策
お祝いとはいえど、コロナ禍での食事会は避けた方がいいのか気になるところですが、ホテル・百貨店内などにあるレストランや料亭など、独自の感染対策を行っているお店も多く見受けられます。
1.ソーシャルディスタンスを確保するために席数を制限
2.スタッフがマスクやフェイスシールドを着用
3.従業員の検温および体調管理
4.お客様が入店時にアルコール消毒のお願いや検温を実施
5.利用毎の座席・メニュー等の消毒
6.カトラリーの常設を廃止し、料理と一緒に提供
7.ブッフェスタイルの中止
など、様々な工夫がなされています。
個室があるお店を選べば、人混みを避けられる上に周囲を気にせずゆったりと過ごすことができます。
食事会はしなければいけないの?
食事会をする派の人がいる一方で、写真撮影だけでも疲れてしまう、小さいお子様を連れて外で食事をさせるのが大変との理由から、食事会はしない派の人もいます。
また、コロナ禍では特にお子様と祖父母の体調や感染リスクが気になってしまうこともあるかと思います。
そんな場合は無理をせずに、テイクアウトやデリバリーを利用してお家で食事をするのも一つの案です。