七五三の参拝当日に外で食事会を行う場合、
「参拝後は子どもが疲れて寝てしまいそう…」
と、悩む親御さんたちも多いのではないでしょうか。
そんなときは思い切って「おうちでパーティー」なんていうのも良さそうだと思いませんか?
七五三の食事会は外食だけではありません。
自宅で行うからこそのメリットが数多くあります。
そこでこの記事では、自宅で七五三の食事会を開く場合のコツや段取りを紹介していきます。
自宅での食事会のメリット
アットホームな雰囲気で行える
子連れでの食事会は子どもの声の大きさや泣き声に注意を払い、周囲へ迷惑が掛からないように気を配る必要があります。
一方、自宅で行う場合は人目を気にすることなく、落ち着いた環境で食事会を行うことができます。
また、時間に縛りがないこともメリットの一つです。
外食では利用時間を定められていることがありますが、自宅では時間を気にせず食事や家族での歓談を楽しめます。
外食よりリーズナブルに行える
外で食事会をする場合、1人あたりランチ3,000円〜5,000円前後、ディナーでは10,000円〜が相場の目安です。
ゲストの人数や食事会を開くお店によって異なりますが、自宅で手料理を振る舞うまたはケータリングを注文する方が費用を抑えられる可能性が高いです。
自宅での食事会のデメリット
準備に手間が掛かる
ただでさえ七五三の準備で忙しい親御さんたちですが、自宅での会食を七五三詣と同日に行う場合、外食に比べて手間や負担が掛かります。
事前に食材の買い出しから料理の仕込み、ゲストに気持ち良く過ごしてもらうため自宅の清掃や装飾なども準備しておく必要があります。
また、食事会を終えた後の片付けも行わなければいけません。
無理のないように段取りを組みましょう。
食事の準備はどうする?
手作り料理を振る舞う
料理が得意な親御さんならハレの日にふさわしい料理を手作りして振る舞ったり、ちょっとした料理を何品か大皿に盛って楽しんでもらうのもいいのではないでしょうか。
子どもが好きなご馳走やケーキを手作りしてテーブルを飾るのもアットホームな食事会になります。
ケータリングを活用する
七五三当日の忙しいなか、料理の支度も増えると親御さんたちへの負担が大きくのしかかります。
そのようなときは、ケータリングや宅配サービスを利用するのが賢い選択です。
出前のお寿司や子どもが喜びそうな食べ物が入ったオードブル、懐石料理のお弁当などさまざまな選択肢があります。
この機会に少し奮発してお取り寄せを楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。
自宅で食事会を行う場合の費用相場
前述の通り、自宅で行う食事会の料理には「手料理を振る舞う」もしくは「仕出しのお弁当やオードブルをケータリングする」方法があります。
それぞれの費用相場を紹介します。
手料理
一般的にゲストの人数が多い場合は外注するよりも手料理する方が費用を安く抑えやすいと言えます。
オードブル
軽食やおつまみが入ったオードブルはメニューによって変動しますが、4〜5人向けの内容で5,000円〜が相場です。
おかずが含まれているもの、ボリュームがあるオードブルになると更に費用が上がります。
仕出しのお弁当
お弁当は1人前につき2,000円〜3,000円です。
七五三のお祝い膳用のお弁当や、ハレの日に見合った豪華な食材を使ったお弁当は4,000円〜を目安として考えるとよいでしょう。
七五三のお祝い料理メニュー
赤飯
赤飯はもち米を小豆と炊く・蒸すことで、赤く色づけした日本の伝統料理です。
赤は邪気を払う色だとされ、赤いご飯を食べることで厄を払う意味が込められています。
おめでたい席には欠かせないものであるため、七五三のお祝いで赤飯を用意するご家庭も多いです。
ちらし寿司
色鮮やかな具材が使われているので見た目が華やかになります。
ちらし寿司をカップに入れたり、手まり寿司などにアレンジすると子どもたちに喜ばれるでしょう。
また、ちらし寿司に入っている具材には、七五三のお祝いの席にふさわしい縁起物である海老やれんこんが含まれています。
海老は長寿祈願だけではなく、何度も脱皮を繰り返すことから「新しく生まれる」という発展の意味が込められ、れんこんには穴の先が見えることから「これから先も見通しが良い」という意味があります。
一つ一つの食材に込められた願いの意味を子どもに伝えながら頂くのもいいですね。
煮物
煮物は地域によって「筑前煮」「煮しめ」「がめ煮」などと呼ばれ、日常でも食卓にのぼることが多いですが、お祝いの席の定番料理でもあります。
いろいろな具材を一つの鍋で煮込むことから家族の繁栄、家庭円満の願いが込められていると言われています。
お吸い物
仕出しのお弁当やメインのおかずをケータリングする場合でも、お吸い物ならすぐに用意することができます。
はまぐりや可愛らしい乾燥麩などを入れると彩りが豊かになります。
子どもの好きな料理でもOK
形式張らずに、主役である子どもの好物を用意するのも特別なお祝いになります。
メインのおかずを唐揚げやハンバーグにすると子どもたちにも喜ばれるでしょう。
可愛らしい見た目の料理を作ってみたり、ドリンクやデザートをデコレーションすれば楽しいおうちパーティの出来上がりです。
七五三の食事会を別日に行うものアリ!
七五三詣の後に食事会を行う流れが一般的ですが、七五三詣とは別日に食事会を行うのもおすすめです。
実家が遠方である場合や都合が悪くて撮影や参拝に同伴できなかった祖父母を後日招き、お祝いの席を設けるのも特別な思い出になります。
当日の写真や映像を振り返って、七五三の思い出を刻むのもいいですね。
自宅の食事会を華やかにするコツ
テーブルコーディネートで装飾しよう
テーブル周りを装飾することで見た目が華やかになり、自宅での食事会に特別感がアップします。
例えば、食器をテーブルに置くのではなくお盆や和紙のうえに並べたり、食器も和食なら漆塗りの器や和テイストのものにすると、料理の見た目を引き立たせる効果があります。
洋食の場合はナプキンやランチョンマットを用意するとフォーマルな印象へと変わるでしょう。
祝い箸や箸置きなどの小物にこだわるのもお洒落に仕上がります。
ちょっとした装飾を加えることで非日常感が増し、お祝いの雰囲気を演出することができます。
まとめ
七五三の食事会を自宅で行う際のポイントをまとめました。
- 自宅での食事会はアットホームにできる
- 手料料理だけではなく出前やケータリングを活用するのもアリ
- 食事会は七五三と別日にしてもOK
- 装飾を加えて自宅での食事会にも特別感を演出しよう
いかがでしたでしょうか。
外食ではなく、おうちでお祝いするのもいいですね!
ご馳走を用意して家族みんなで盛大に子どもの七五三のお祝いをしましょう。