
七五三のヘアスタイルに華を添える髪飾り。
特別な衣装とヘアスタイルで迎える日だからこそ、七五三の髪飾りにもこだわりたいですよね。
そこでこの記事では、
「七五三の髪飾りにはどんな種類があるの?」
「七五三の髪飾りの定番は?」
「どこで買えるの?」
などの七五三の髪飾りに関する疑問にお答えしていきます。
髪飾りをハンドメイドする場合のアイディアも紹介しているので、イメージを膨らませていきましょう!
七五三の髪飾りの定番
かのこ・ちんころ

七五三の日本髪は「かのこ」と「ちんころ」を使ったスタイルが定番です。
かのこは結いまとめた後ろ髪に、ちんころは前髪に沿って流して使い、結った結び目を隠す役割があります。
かのこ・ちんころはセットで使うことが多いですが、単品で使ったアレンジもおすすめです。
お団子にかのこを用いたり、ちんころをリボンに見立てるスタイルなど日本髪以外のヘアアレンジにも使うことができます。
かんざし
かんざしは女性の髪を機能的にまとめ、ヘアスタイルを飾る装飾品として古くから使われてきました。
さまざまな種類やデザインのかんざしがありますが、七五三で用いられる代表的なものを紹介します。
・玉かんざし

棒に玉飾りがついたもので、結いまとめた髪へ挿して使います。
棒の部分が二又に別れ、Uピンのようなかたちをした2本軸のかんざしは土台がしっかり固定されるので、ヘアセットが崩れにくくなります。
毛量が多い場合やボリュームのあるスタイルには、2本軸のかんざしが向いているでしょう。
・ちりめんかんざし(つまみかんざし)

名前の通りつまみ細工をつけたかんざしで、七五三の髪飾りの定番です。
日本の伝統的な工芸品であり、優しい風合いが子どもの着物姿に映えます。
つまみ細工については次の項目で詳しく解説していきます。
・平打ちかんざし

丸みのある平たいかたちが特徴です。
主に日本髪に使用し、前髪に挿す「前櫛(まえぐし)」と、後ろ姿を飾る「平打ちかんざし」を合わせて使うことが多いです。
正統派の日本髪によく合うため、七五三だけではなく成人式や結婚式にも用いられます。
蒔絵が施されたデザインはハレの日にふさわしい豪華な見た目になります。
つまみ細工

つまみ細工には花びらのかたちが丸い「丸つまみ」と、花びらの先が尖った「剣つまみ」があります。
丸つまみは可愛らしく、剣つまみは洗練された印象を与えます。
留め具はかんざしやバレッタの他にぱっちん留めタイプがあり、ぱっちん留めのつまみ細工は髪が柔らかい3歳の女の子のヘアスタイルにも使いやすいです。
「さがり」と呼ばれるつまみ細工に垂れ下がっている飾りはヘアスタイルがボリュームアップし、飾りが揺れ動く姿が魅力的です。
リボン

リボンの髪飾りは女の子らしい姿に仕上がり、より可愛さが引き立ちます。
リボンをポイントにしてお姫様のようにも、ハーフアップに合わせて上品なヘアスタイルにすることも可能です。
リボンのカラー・大きさによって与える印象が異なるので、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
花飾り

七五三では大きいダリアを使って顔周りを華やかにしたり、コロンとしたかたちが可愛いピンポンマムを使った髪飾りが人気です。
着物の色に合わせた鮮やかな発色の花飾りが定番ですが、ドライフラワーなら近年流行しているくすみカラーやナチュラルな色味の着物にマッチして合わせやすいです。
水引などの和小物

水引や組紐といった和テイストの小物も着物に合います。
周りと差をつけたい女の子はカラーピンや金箔に見立てたラメワックスなどの小物を、髪飾りと組み合わせてみるのもよいでしょう。
七五三の髪飾りはどこで買える?
百貨店
百貨店の歴史をたどると、成り立ちは呉服屋でした。
そのため、一級品や厳選された髪飾りを多く取り扱っています。
髪飾りの質や素材にこだわりたい方におすすめです。
呉服店
呉服店でも着物に合わせた髪飾りを販売しています。
実際に試すことができたり、販売員からアドバイスを受けながら選べる点がメリットです。
ただ、呉服店によって取り扱う商品が異なるため子ども用の髪飾りを店頭販売していないこともあります。
ネット通販
ネットショップではリーズナブルな価格帯の髪飾りが入手しやすく、豊富な種類のなかから好みにあった髪飾りを選べます。
ハンドメイド商品を販売するサイトでもオリジナルの髪飾りを購入することができます。
フリマ・オークション
七五三の髪飾りは使用頻度が多いわけではないため、美品や使用感を感じない状態で販売されているケースがあります。
中古販売を上手く活用することで掘り出しものに出会えたり、リーズナブルに購入することができます。
七五三の髪飾りを手作りしてみよう!

髪飾りをハンドメイドするメリット
七五三の髪飾りは約2,000円から販売しているお店が多いですが、小物が付随されているものや華やかな髪飾りは10,000円以上します。
また、ネット通販は手頃な価格で販売されていても、送料が加算されると結果として高くついてしまうこともあるでしょう。
そのため自作する方が安い費用で作成できます。
髪飾りのハンドメイドは100円均一で材料を入手でき、意外と簡単に作ることが可能です。
つまみ細工の作り方
針や糸を使わずにできるので、ハンドメイド初心者にもおすすめです。
[材料]
- 正方形のちりめん
- ピンセット
- ボンド
作り方は、正方形の生地をピンセットでつまみ、花びらのかたちに形成するだけのシンプルな工程です。
生地の素材・色使い・花びらのかたちなどを工夫すれば、さまざまなバリエーションの花を作ることができます。
作るのに必要な材料が揃ったキットも市販されているので、親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
リボン飾りの作り方
長方形のかたちに裁断した布の両端を中央に向けて折り、リボンの中央をつまみ糸で縫うもしくは、上から布をまきつけます。
着物に合わせた和柄の生地を重ねたり、組紐やタッセルを使ったタッセルリボンなどオリジナルの髪飾りを作成するのもおすすめです。
造花orドライフラワーを使った花飾りの作り方
最初に造花の枝部分にワイヤーをくくりつけます。
そのうえから、テープを巻きつけると土台が固定されやすくなります。
そして、5cm位に切ったフェルトに造花とさがり飾りをピストル型の接着剤であるグルーガンで付け、最後にバレッタやUピンをつけたら出来上がりです。
まとめ
七五三で用いられる代表的な髪飾りについて紹介しました。
気に入ったものは見つかりましたか?
- 七五三の髪飾りはつまみ細工、花飾り、リボンなどが定番
- 髪飾りは呉服店の他ネットショップ・フリマサイトでも購入可能
- ハンドメイドで作成するのもおすすめ!
髪飾りにこだわったり、親子でハンドメイドしてみると七五三の楽しみが増します。
7歳の七五三のヘアスタイルについてと女の子のヘアケア事情については下記のの記事で詳しく解説しているのでチェックしてください!