七五三は着物を着て神社へお詣りするというイメージを持つ方も多いですが、七五三は洋装でお参りしても問題ありません。
「着物は前撮りで写真撮影している」「子どもが着物を着たがらない」など、さまざまな理由で洋装を選ぶ方も実際に増えています!
そこでこの記事では、洋装での七五三詣のメリットを紹介します。
洋装のマナーやスタイル例も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
洋装を選ぶメリットは?
子どもへの体力的負担が少ない
着物での七五三詣は、「子どもが着物を脱ぎたがる」「すぐに着崩れしてしまった」などの先輩ママの反省の声が数多くあります。
一方、洋装は子どもへの体力的な負担が少なく、その身軽さから動きやすい点がメリットです。
七五三詣当日の支度も、着物の着付けや着物に合わせたヘアセットをする必要がないため手軽に準備を済ませることができます。
このような理由から前撮り撮影は着物を着用し、七五三当日は動きやすい洋装でお参りするという選択肢を選ぶママたちが増えています。
着まわしがしやすい
フォーマル服を購入した場合、七五三だけではなく入学・卒業式などにも着まわすことができます。
多様なシーンで使うことができ兄弟・姉妹間でも着まわすことが可能です。
レンタルするのもあり
セレモニー用の衣装は頻繁に使用することなく、成長に伴いサイズが合わなくなってしまうこともあります。
そのような場合は、レンタルサービスを活用するのがおすすめです。
衣装一式をレンタルすることができたり、靴やジャケットなど単品でのレンタルもできます。
百貨店で取り揃えられているブランド服なども手頃な価格でレンタルすることができるため、経済的なメリットも大きいです。
洋装のデメリット
特別感が薄れる
七五三の由来は、5歳の男の子が袴を着るようになること、7歳の女の子が大人と同じように帯を結び着物を着るようになることをお祝いするものです。
七五三の意味を考えると、着物を着て神社にお参りに行くことが本来の趣旨です。
ただ、現代の七五三のお祝いは子どもが3歳、5歳、7歳の年齢まで成長したことへの感謝と成長の節目を祝うものとなっています。
ご家庭の考え方に合わせて柔軟に選びましょう。
やっぱり着物を着せたい!という方は、下記の記事をご参考にしてください!
子どもの洋装マナー
カジュアルな格好はNG
七五三詣の服装に厳格な決まりはありませんが、神社でご祈祷を受けることからカジュアルな格好は避け、正装が望ましいです。
子どもの正装は男の子はスーツ、女の子はフォーマルなワンピースやスカートがふさわしいです。
学校・園の制服は正装
学校の制服は正装であり、フォーマルな場にふさわしい装いになります。
通っている学校や幼稚園に制服がある場合、制服を着用しても問題ありません。
女の子におすすめな洋装スタイル
ワンピース
七五三詣の洋装スタイルは、フォーマル感のあるワンピースが定番です。
ワンピースの上にジャケットやボレロなどの羽織物を着用するとフォーマル感が増します。
色味はシンプルなモノトーンカラーやパステルカラーのものがよいでしょう。
襟やリボンがついているもの、チュールでふんわりとしたドレスタイプのものなどさまざまなデザインがありますが、目を引くような装いより上品なコーディネートが望ましいです。
靴・靴下
靴はストラップ付きのドレスシューズ、バレエシューズがふさわしいです。
エナメルやレザー素材のフォーマルシューズの他、柔らかい素材で作られているバレエシューズは子どもが履きやすいです。
服装とのコーディネートを合わせて選びましょう。
靴下は黒・白もしくは、フリルのついたものだと足元が華やかになります。
カジュアルな靴や汚れた靴は避け、足元も上品に仕上げましょう。
ヘアスタイル
洋装のスタイルに合わせたヘアセットに決まりはありませんが、アップ・ハーフアップにしてまとめると清潔感があります。
三つ編みやカチューシャを使ったアレンジが女の子の定番ヘアスタイルです。
男の子におすすめな洋装スタイル
スーツ
キッズフォーマルなスーツ、セットアップのスーツを選ぶとよいでしょう。
基本的にジャケットからシャツ・パンツ・ネクタイなど一式揃ったセットで購入することができます。
ジャケットを羽織らなくてもシャツにハーフパンツ・ロングパンツといったシンプルなスタイルでも問題ありません。
スーツはシンプルなダークカラーが基本ですが、チェック・ストライプ柄などさまざなバリエーションがあり、お洒落を楽しむこともできます。
パンツ
パンツはハーフパンツとロングパンツがあり、ハーフパンツは裾の丈を身長に合わせてお直しする必要がない点がメリットです。
ロングパンツはスタイリッシュで洗練された印象になり、かっこいい男の子の装いになります。
靴・靴下
足元もフォーマルを意識します。
きちんとしたスーツを着用していても、足元がカジュアルだと服装の統一感が無くなってしまいます。
七五三の靴はローファーもしくは、綺麗なスニーカーを新調してもよいでしょう。
靴下は基本的に黒・白を選びます。
ヘアスタイル
そのまま自然体のヘアスタイルでもよいですが、ワックスを使用して衣装に合わせたヘアスタイルに整えるのもおすすめです。
サラサラな髪の男の子は分け目を変えてみたり、前髪がある男の子はワックスで髪をかきあげておでこが見えるようにすると印象が変わります。
まとめ
七五三の洋装スタイルについて解説しました。
- 洋装での七五三詣もOK
- 身軽に動けるので子どもへの負担が少ない
- きちんと感のある正装を心掛ける
- 普段着やカジュアルな服装はNG
- 男の子はスーツ、女の子はワンピースが定番
最近は、七五三の衣装を和装・洋装にするのかご家庭の都合に合わせて選ぶ方が多いです。
参拝当日の着付けや一日のご予定、子どもの年齢などに合わせて考えてみるとよいでしょう。
どちらにしても、特別な子どもの姿を見れることが楽しみですね。