
七五三詣のスケジュールも決まり、準備を進めていくなかで最後に気になるのはお天気。
万が一、七五三の日が雨だったらどうする?
当日の天気予報が雨になっている!
と、心配になってしまいますよね。
予定どおりに決行できそうか、着物が汚れないかなど、雨天時ならではの悩みがでてきます。
そこでこの記事は、七五三の日が雨だったときの対処法を解説します。
雨の日でも七五三詣を成功させるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
七五三の日が雨だったらどうする?

決行する場合
天候が悪かったとしても両家祖父母と七五三詣の日程を合わせていたり、スタジオ撮影、衣装、会食など直前の日程変更は難しい場合もあるでしょう。
一口に雨といっても、小雨なのか強風を伴うような大雨なのかによって状況は異なりますが、延期するより決行した方がメリットが大きい場合もあります。
対策を取ることで思い出に残る七五三詣が叶うので、この後の項目で雨の日の七五三詣のポイントを詳しく解説していきます。
延期する場合
延期する場合「全ての予定を変更」もしくは「七五三詣の予定のみ変更し、写真撮影や会食は決行」するといったパターンがあります。
天候や家族のスケジュールを考慮して決断しましょう。
日程を延期する場合は、各予約の変更・キャンセルが可能かどうかを確認する必要があります。
- 変更は何日前に申し出れば受け付けてもらえるのか
- 変更する場合の料金発生の有無
- 日程変更時のスケジュール
などの点も確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
延期するときの注意点
各予約ごとの変更・キャンセル時における注意点を詳しく解説します。
✔︎衣装
ネットでレンタル衣装を頼むと3泊4日〜4泊5日でスケジュールを組むことが多く、基本的に直前のキャンセルはNGです。
雨天での日程変更は追加料金が加算され、キャンセル時はキャンセル料金が発生します。
お店によっては日程変更の補償が用意されていることもあるので、不安な方はキャンセルの補償オプションを追加するとよいでしょう。
✔︎フォトスタジオ
スタジオ撮影は室内であるため天候の影響は直接受けることはありませんが、やむを得ず日程変更をする場合は店舗に問い合わせましょう。
日程の振替が可能な場合も七五三シーズンは、他の日程への予約が埋まっていることが多いです。
希望する日程への振替が難しく、予約していた衣装が着れない可能性があります。
✔︎出張カメラマン
個人の出張カメラマンに依頼する場合、依頼するカメラマンによって対応が異なります。
日程変更OK、○日前までならキャンセルOKなど雨天時のキャンセルポリシーをあらかじめ確認しておきましょう。
決行する場合は何に気をつける?

当日の動きを想定しておく
できるだけ当日の流れをイメージしておきましょう。
事前に下見をしておくと安心です。
神社には水はけのよい砂利道、屋根がある場所が数多くあります。
できるだけ雨に濡れないような順序やどこで写真を撮るかを考えておくとスムーズに進みます。
雨の日の着物の素材選び
着物の素材を大別すると絹・ポリエステルに分かれ、絹は水分に非常に弱く水に濡れてしまうと生地が縮んでしまう性質があります。
一方、ポリエステルは水分に強く、乾きやすいので足元が悪い日に向いています。
雨天時に着物をレンタルする場合はこのような点も考慮して選ぶとよいでしょう。
着物を汚さないための工夫
裾を高めに着付けしてもらう
雨の日は足元の泥はねや雨によって着物が濡れてしまう恐れがあります。
過度な汚れはクリーニング代金を請求される場合もあります。
着物を汚さないために雨の日は、通常より裾を高く着付けしてもらうとよいでしょう。
歩きやすくなり足元の汚れを防ぐことができます。
持っていると便利なもの
雨の日の七五三詣に持っていくと便利なアイテムを紹介します。
レインコート
子どもは傘をさして移動するよりもレインコートの方が身軽に動けます。
着物の裾まで覆えるような丈の長いポンチョやレインコートを用意しましょう。
洗濯バサミ
主に着付け時に使用する「着物クリップ」は、着崩れ防止やトイレ使用時の着物の裾のたくし上げにも重宝します。
また、雨の日は足元を濡らさないためにも使用できます。
着物クリップは洗濯バサミでも代用することができるので、複数個用意しておきましょう。
タオル
タオルは複数枚用意し、バスタオルなどの大きいタオルもあると重宝します。
濡れたタオルや衣類を入れておくビニール袋も用意しておくと便利です。
替えの足袋
ご祈祷を受けるため本殿内に上がる際、濡れた足袋ではなく新しいものに履き替えられる余裕があるとよいでしょう。
パパ・ママもストッキングや靴下が濡れてしまったときに備え、新しいものを用意しておくと安心です。
長靴
雨の日は傘をさしても足元が濡れてしまうものです。
地面も滑りやすくなっているため、草履は子どもに負担が掛かります。
神社までの移動や写真撮影以外は歩きやすい長靴で行動できるように履き慣れた靴を用意しておきましょう。
ホッカイロ
雨に濡れると体が冷えてしまうため防寒対策が重要です。
体を温められるホッカイロの他、保温のきいた飲み物、タオルケット、ストールなどがあると重宝します。
また、肌寒い日は着物の下に保温性の高い肌着やレギンスの着用をおすすめします。
雨もデメリットばかりではない?

空いている
雨の日の七五三のメリットは、混雑を避け落ち着いて七五三詣を行うことができる点です。
古くから雨は穢(けがれ)を落とすとも言われ、雨の日の神社は神秘的な空気に包まれます。
厳かな雰囲気のなかで七五三詣ができるのは雨の日だからこそ。
雨を活かした風情ある写真撮影をすることもできます。
神社によってはあまり濡れないかも?!
建築構造によっては、雨をしのいで参拝がしやすい神社もあります。
駐車場から境内が近い神社やコンパクトな作りになっている神社、もしくは規模が大きい神社は屋根がある場所なども多く雨に濡れずに撮影できるフォトスポットも数多くあります。
事前に下調べをしておきましょう。
まとめ
雨の日の七五三詣についてまとめました。
- キャンセル時の料金発生の有無、日程変更後のスケジュール調整が可能かどうか確認する
- 雨の日の着物はポリエステル素材が安心
- 裾を高めに着付けてもらうと足元の泥はねを防げる
- 雨の日用のグッズを準備しよう
雨天の七五三詣は事前の準備が大切です。
当日の安全を最優先しながら、雨の日に備えましょう。