“知らない人”が“知っている人”になる恐怖!あなたのお子さんは大丈夫?

こんにちは。運営スタッフです。
6月に入って、子供たちは保育園、幼稚園、小学校と、
新しい環境に少しずつ慣れてきた頃ですね。
余裕が出始めてきたこの時期、今一度、お子さんによく話しておきたいこと、
それが“知らない人”との接し方です。
今回のテーマは『“知らない人”が“知っている人”になる恐怖!あなたのお子さんは大丈夫?』です。
登下校の途中、習い事の帰り道、近所の公園など、
親の目が行き届かない時って結構ありますよね。
お子さんが事件に巻き込まれないためにも、親子できちんと話をしておきたいですね。

登下校の子

◆“知らない人”はとても曖昧

「“知らない人”に、ついて行ってはいけないよ」
「“知らない人”に、物をもらってはダメだよ」

と、お子さんに注意しますよね。
お子さんも、いつも言われていることだから、
「わかってるよ」「そんなこと、しないよ」と答えるでしょう。
でも、子供にとっては、この“知らない人”が理解しづらいって知っていましたか?

大人の言う“知らない人”は、
「見たことのない人」「一度も話したことがない人」「名前を知らない人」ですよね。
では、例えば、お子さんがいつも遊んでいる近所の公園で、
子供たちとよく顔を合わせる男性がいたとしましょう。
たとえ、名前を知らなくても、
お子さんは毎日遊ぶ公園でその男性を見かけていて、存在を知っています。
その人を『いつもの公園にいる、おじさん』として認識しています。
この時点で、お子さんにとってその男性は、
“知っている人” or “知らない人”で言えば、“知っている人”なのです。
『今日は暑いね。おじさんのお家、すぐそこなんだ。一緒にアイスでも食べない?』
と声をかけたら、お子さんはどうするでしょうか。
“知らない人”にはついて行ってはいけないけど、
“知っている”おじさんだから大丈夫だと思って、
ついて行ってしまう可能性は十分にあり得るのです。

 

◆まずは“知っている人”になる

「“知らない人”に、ついて行ってはいけない」は、
逆に言えば「“知っている人”なら大丈夫」ともなりかねません。
子供を連れ去ろうと考える悪人もそうなのです。
だから、いきなり連れ去ろうとはしません。
まずは、公園でターゲットを絞るべく、おしゃべりすることから始めます。
毎日顔を合わせているうちに、
子供にとっては“知らない人”から“知っているおじさん”に変わります。
こうして顔見知りになって、子供を安心させた上で犯行に及ぶのです。

 

◆お子さんとの約束

お子さんとは、家族以外の人が声をかけても決してついて行かないことを約束しておきましょう。
仮に、知り合いでも、必ず家の人に確認することをよく言い聞かせましょう。
顔見知り、親の友達など、
親しい人物には心を許してついて行ってしまうケースは本当に多いのです。
「もし、○○(お子さんの名前)が、誰かに連れて行かれてしまったらお母さんはとても悲しい。だから、絶対に家族以外の人には一緒について行かないでね」
と言うと、お子さんにもわかりやすいですね。

 

◆“知らない人”との交流

だからといって、知らない人全ての人と話をしてはいけないというのも難しいですよね。

・いつも公園にいて、子犬を散歩させているおばさん。子犬と遊ばせてくれる人。
・登下校の時刻、笑顔で「おかよう」「おかえり」と声をかけてくれるおじさん。

本当に気さくな人で、子供が好きな人なのかもしれません。
しかし、悪いことを企んでいる犯罪者が子供と接触するために、
あえて親しみやすい人のふりをしている可能性もあるのです。
そんなこと、お子さんに見抜けるはずがありませんよね。

その人がどういう人なのかを知るために、お母さんも一緒に話をしてみるといいですね。
いつもはお子さんだけが行く公園で一緒に遊ぶ、いつもは車で通る道を散歩してみる、
そうしてお子さんの世界を同じ目線で見てみましょう。

「この家のおじさんがいつも挨拶してくれるよ」
「ここの犬、仲良しなんだ。いつもおばさんが公園に散歩に来てるよ」

など、お子さんから話を聞くことでお子さんの行動範囲を知ると共に、
どのような人と交流をしているのか、分かりますよね。

「知らない人とは一切口を聞いてはいけない(挨拶もしない)」という考えのご家庭もあって、知らない人との交流の仕方は難しいところです。
ご主人や地域の方とも話をする機会を設けてみるのもいいですね。

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